刑事事件における裁判の流れ

通知された日に被告人は出廷、裁判官により本人確認、罪状確認なされ裁判の論争点が決定される

刑事事件としての裁判の流れがどのように執り行われるのかを見ていきましょう。
まず裁判は第一審が執り行われ、事件の被告人は裁判所から通知された日時に法廷へ赴かなければなりません。通常の法廷では一般人の傍聴が認められており、傍聴席には事件に関わりの無い人であっても自由に出入りする事が出来ます。法廷に被告人、検察官、弁護人が集い、時間とともに裁判官が出席することで公判が開始されます。
法廷の開始とともに被告人は証言台に立たされ、裁判官によって本人確認をなされます。裁判官により、被告人が本人であると判断された後、起訴状に則って罪状確認がなされ、被告人はその罪状を認めるかの合否確認をとられます。罪状を認めるのであれば自白事件として、認めないのであれば否認事件として裁判の論争点が決定されます。

裁判官による被告人への罪状確認の後、検察官と弁護人の論争が行われる

裁判官による被告人への確認が終了すると、ここから検察官と弁護人の論争が行われます。まずは検察官側が今回の事件の流れと被害状況を説明し、さらに証拠を用いて事件の内容を立証していきます。検察官側の立証が終わると、次に弁護人と被告人側の立証へ移ります。この際、自白事件であれば被告人の受ける刑の重さが論点となるため、被告人の反省の姿勢や被害者への弁償といった点を立証していきます。

立証後、検察は刑罰を主張する論告を行い、被告人は発言の機会を与えられた後、裁判官による事件の判定と結論が言い渡される

検察側、弁護側のどちらの立証も終了すると、次に検察側は被告人へ課す刑罰を主張する論告を行います。このときの刑罰は懲役2年を課すべきといったように具体的に述べます。検察側の論告を受け、被告人は最後の意見の場として裁判官から発言の機会を与えられます。被害者への謝罪や家族への言葉といった発言が許されるのはこのタイミングだけですが、特に発言しないことも出来ます。最後に裁判官による事件の判定と結論を言い渡され、その理由を明らかにすることで第一審は終了となります。
その後控訴しないのであれば刑事裁判は終了し、控訴するのであれば第二審の手続きを行います。以上が刑事事件における裁判の流れとなります。